2022.05.12
2023.08.28
前日の株式市場は、欧州市場で各国が大幅続伸となり、もっとも上げ幅の大きかった欧・ユーロ50は、前日比プラス2.62%の6,269で終了した。米国市場は主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、ダウ平均は5日続落。前日比マイナス1.02%の31,834ドルでの着地となった。昨日発表された米・消費者物価指数(前年比)は、前月から微減し8.3%となった。
為替市場は、昨日の米国時間で米・消費者物価指数が発表されると、一時的にクロス円が全般的に上昇した。米ドル円は129.58から130.79まで約120pips急騰。しかしながら上昇勢力は続かず、上昇前の安値を更新し129.44まですぐに反落。本日のアジア時間では129.70付近での推移となっている。
本日の指標は、15:00に英・第1四半期GDP(速報値)、英・鉱工業生産、英・貿易収支、15:30にスイス・生産者輸入価格、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:35に加・グラベルBOC副総裁の発言、26:00に米・30年債入札、29:00に米・デイリーサンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。上値が重たくなってきた米ドル円の方向性に注視したい。
著者:森真(もりまこと)
海外FX経歴11年。海外の証券会社での勤務後、専業トレーダーに転身。徹底的にファンダメンタルズを分析し、どんな相場でも対応できるコツをつかみ成績アップ。得意な取引スタイルは2~3日で決済が基本のスイングトレード。
2025.05.28NEW
対米ドルで下落したユーロの回復余地を静観か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がそろって上昇となり、もっとも上げ幅の大きかった独・DAXは、前日比プラス0.96%の24,258で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、特に上げ幅の大きかったナスダックは、前日比プラス2.47%の19,199ポイントでの着地となった。米10年債利回りは、4.45%まで低下している。為替市場は、昨日発表された独・GFK消費者信頼感指数が、前月のマイナス20.6からマイナス19.9に小幅改善したにも関わらず、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.1406から1.1322まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから-3σまで低下した。4時間足ではRSIが70から反落しており、日足では上昇途中の調整局面となっている。本日の指標は、9:00に日・氷見野日銀副総裁の発言、10:30に豪・消費者物価指数、11:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、12:00にNZ・ホークスビーRBNZ総裁の記者会見、16:55に独・雇用統計、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・5年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。対米ドルで下落したユーロの回復余地を慎重に静観したい。
2025.05.27NEW
最強となったNZドルの上値余地に注目か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がそろって上昇となり、もっとも上げ幅の大きかったギリシャ:アテネ総合は、前日比プラス1.79%の1,834で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄が祝日により休場となった。米10年債利回りは、4.49%台まで低下している。為替市場は、NZドルが米国時間にかけて最強となった。NZドル円は85.170から86.038まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド-2σから+2σまで価格が反発しており、日足では20MA下抜けからの脱却を試みている最中だ。本日の米国時間でもNZドルが強含んでいくのか、方向性に注目したい。本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、15:00に独・GFK消費者信頼感指数、18:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感指数、21:30に米・耐久財受注、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格、23:00に米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:20にスイス・シュレーゲルfSNB総裁の発言が予定されている。最強となったNZドルの上値余地に注目したい。
2025.05.26NEW
対米ドルで大きく上伸したポンドの上値余地を静観か
先週末の株式市場は、欧州市場で各国がそろって下落となり、もっとも下げ幅の大きかった欧・ユーロ50は、前日比マイナス1.77%の5,328で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、特に下げ幅の大きかったナスダックは、前日比マイナス1.00%の18,737ポイントでの着地となった。米10年債利回りは、4.50%まで低下している。為替市場は、23日に発表された英・4月小売売上高が、前年比で前月の2.6%から5.0%に回復したことで、ポンドが対米ドルで急騰した。ポンド米ドルは1.3417から1.3539まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足では20MAに沿っての上昇トレンドが継続しており、日足ではボリンジャーバンド+3σまでローソク足が伸びている。本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、22:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、23:30に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。なお本日は米国と英国が祝日により休場となる。対米ドルで大きく上伸したポンドの上値余地を慎重に見極めたい。
2025.05.23NEW
反発が見られた米ドル円の上昇が継続するのか方向性に注意か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がそろって下落となり、もっとも下げ幅の大きかったスイス・SMIは、前日比マイナス0.89%の12,269で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、特に上げ幅の大きかったナスダックは、前日比プラス0.28%の18,925ポイントでの着地となった。米10年債利回りは、4.53%まで低下している。為替市場は、昨日発表された米・4月中古住宅販売件数が、前月の402万件から400万件に落ち込んだにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。ドル円は142.810から144.329まで反発。時間足ボリンジャーバンド-3σから+2σまで上昇した。4時間足ではRSIが30から44まで反発している一方、本日のアジア時間では再びの下落基調となっている。本日の指標は、8:30に日・全国消費者物価指数、15:00に英・小売売上高、独・第1四半期GDP、15:45に仏・消費者信頼感指数、21:30に加・小売売上高、22:35に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、米・シュミッド:カンザスシティ連銀総裁の発言、23:00に米・新築住宅販売件数、25:00に米・クックFRB理事の発言が予定されている。反発が見られたドル円の上昇が継続するのか、方向性に注意したい。
2025.05.22NEW
英CPI上昇でも下落したポンド円の反発力が見られるのか注視か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がまちまちの展開となり、もっとも下げ幅の大きかった仏・CAC40は、前日比マイナス0.40%の7,910で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、特に下げ幅の大きかったダウ平均は、前日比マイナス1.91%の41,860ドルでの着地となった。米10年債利回りは、4.59%まで上昇している。為替市場は、昨日発表された英・4月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の3.4%から3.8%に上昇したにも関わらず、ポンドが対円で下落した。ポンド円は193.480から192.603まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足では20MAに上値を抑えられる形でローソク足が下降しており、日足では20MAに向けてのリテストが入っている状況だ。本日の指標は、10:30に日・野口日銀審議委員の発言、15:00に日・工作機械受注、16:15に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、16:30に独・製造業/非製造業PMI、17:00に欧・製造業/非製造業PMI、独・IFO景況指数、17:30に英・製造業/非製造業PMI、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に加・鉱工業製品価格、米・新規失業保険申請件数、22:45に米・製造業/非製造業PMI、23:00に米・中古住宅販売件数が予定されている。英CPI上昇でも下落したポンド円の反発力が見られるのか、注視したい。
2025.05.21NEW
加CPI下振れにて低下した加ドルの下値余地に注意か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がそろって上昇となり、もっとも上げ幅の大きかったスペイン・IBEX35は、前日比プラス1.70%の14,324で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、特に下げ幅の大きかったナスダックは、前日比マイナス0.38%の19,142ポイントでの着地となった。米10年債利回りは、4.51%まで上昇している。
2025.05.20
下降基調の米ドル円が下値を掘り下げるのか欧州時間での値動きに注意か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がまちまちの展開となり、もっとも下げ幅の大きかった伊・MIBは、前日比マイナス1.20%の40,166で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、唯一上昇したダウ平均は、前日比プラス0.32%の42,792ドルでの着地となった。米10年債利回りは、4.45%まで低下している。為替市場は、昨日発表された米・4月景気先行指数が、前月のマイナス0.7%からマイナス1.0%に悪化したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は下窓でスタートし、145.613から144.654まで下落。時間足20MAに沿って下降した。4時間足では10MAに上値をレジストされており、日足では5日続落している。本日の指標は、13:30に豪・RBA政策金利と声明発表、14:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、15:00に独・生産者物価指数、17:00に欧・経常収支、21:30に加・消費者物価指数、22:30に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、23:00に欧・消費者信頼感指数、26:00に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、翌7:45にNZ・貿易収支が予定されている。下降基調の米ドル円が下値を掘り下げていくのか、欧州時間での値動きに注意したい。
2025.05.19
往って来いとなった米ドル円の明確な値動きが生じるのか注目か
先週末の株式市場は、欧州市場で各国がそろって上昇となり、もっとも上げ幅の大きかったベルギー・BEL20は、前日比プラス1.02%の4,447で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、特に上げ幅の大きかったダウ平均は、前日比プラス0.78%の42,654ポイントでの着地となった。米10年債利回りは、4.44%台で横ばい推移している。為替市場は、16日に発表された米・5月ミシガン大消費者信頼感指数が、前月の52.2から50.8に低下したことで、米ドルが対円で行って来いとなった。米ドル円は144.935から146.084の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では200SMAからの反発が入っており、日足では20MA直下にて方向感を模索している最中だ。本日の指標は、7:45にNZ・生産者物価指数、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、13:30に日・第3次産業活動指数、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、21:45に米・ジェファーソンFRB副議長の発言、23:00に米・景気先行指数、25:30にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言が予定されている。往って来いとなった米ドル円に明確な値動きが生じるのか、欧州時間での値動きに注目したい。
2025.05.16
GDP含め指標下振れで下落したポンドの回復余地を静観か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がまちまちの展開となり、もっとも上げ幅の大きかったスイス・SMIは、前日比プラス0.78%の12,227で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、特に上げ幅の大きかったダウ平均は、前日比プラス0.65%の42,322ドルでの着地となった。米10年債利回りは、4.42%まで低下している。為替市場は、昨日発表された英・3月鉱工業生産が、前年比で前月の0.3%からマイナス0.8%に下振れたことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は194.583から193.443まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足では75MAのサポートラインまでローソク足が低下しており、日足ではRSI68からの反落が入っている最中だ。本日の指標は、8:50に日・実質GDP1次速報値、12:00にNZ・2年インフレ予想、13:30に日・鉱工業生産、18:00に欧・貿易収支、20:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、21:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、米・輸入物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:00に英・ロンバルデッリBOE副総裁の発言が予定されている。GDP含め指標下振れで下落したポンドの回復余地を慎重に静観したい。
2025.05.15
続伸から一転反落した豪ドル円の下伸性に要警戒か
日の株式市場は、欧州市場で各国がまちまちの展開となり、もっとも上げ幅の大きかった伊・MIBは、前日比プラス0.70%の40,356で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、大きく上昇したナスダックは、前日比プラス0.72%の19,146ポイントでの着地となった。米10年債利回りは、4.53%まで上昇している。為替市場は、昨日発表された豪・第1四半期賃金指数が、前年比で前回の3.2%から3.4%に上昇したにも関わらず、豪ドルが米国時間で最弱となった。豪ドル円は95.560から94.183まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行し、75MAのサポートラインも下抜けた。日足では200EMAが上値抵抗帯となり反落が入っている状況だ。本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、15:00に英・実質GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、18:00に欧・実質GDP、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・製造業売上高、米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、21:40に米・パウエルFRB議長の発言、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数が予定されている。続伸から一転反落した豪ドル円の下伸性に十分警戒したい。
2025.05.14
失業率改善で上昇が著しいポンドの上値余地を静観か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がまちまちの展開となり、もっとも上げ幅の大きかったスペイン・IBEXは、前日比プラス0.85%の13,771で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、唯一下落したダウ平均は、前日比マイナス0.64%の42,140ドルでの着地となった。米10年債利回りは、4.46%台で横ばい推移している。為替市場は、昨日発表された英・4月雇用統計にて、失業率が前月の4.6%から4.5%に低下したことで、ポンドが対米ドルで上昇した。ポンド米ドルは1.3166から1.3315まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では200SMAタッチからの反発が入っており、日足では20MA下位から上位へと急激に方向転換している状況だ。本日の指標は、8:50に日・国内企業物価、10:30に豪・賃金指数、15:00に独・消費者物価指数、17:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:15に米・ウォラーFRB理事の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・住宅建設許可、22:10に米・ジェファーソンFRB副議長の発言、23:30に米・週間原油在庫が予定されている。失業率改善で上昇が著しいポンドの上値余地を慎重に見極めたい。
2025.05.13
要人発言等により通貨強弱が変化するのか注意か
前日の株式市場は、欧州市場で各国がそろって上昇となり、もっとも上げ幅の大きかったオランダ・AEXは、前日比プラス1.80%の922で終了した。米国市場は、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、特に上げ幅の大きかったナスダックは、前日比プラス4.35%の18,708ポイントでの着地となった。米10年債利回りは、4.44%まで上昇している。為替市場は、アジア時間終盤で日本円が最弱となった。ドル円は145.703から148.658まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σまでローソク足が上向いており、日足では上値抵抗帯となっていた75MAラインを実体足で大きく上抜けている。本日の指標は、8:01に英・BRC既存店売上高、8:50に日・マネーストック、日・日銀金融政策決定会合における意見の公表、9:30に豪・Westpac消費者信頼感指数、10:30に豪・NAB企業景況感、15:00に英・雇用統計、17:45に英・ピルMPC理事の発言、18:00に独・ZEW景況感指数、独・ZEW景況感指数、18:30に南ア・雇用統計、21:30に米・消費者物価指数、23:10に英・ベイリーBOE総裁の発言が予定されている。要人発言等により通貨強弱が変化するのか、慎重に見極めたい。